デザインコンセプト	雁行した外壁と窓の配置へのこだわり―気配と距離感―
投資・不動産目線の工夫	最寄駅の南千住駅は3つの路線が乗り入れるターミナル駅。地下鉄日比谷線では始発列車も設定されており、都心部からのアクセスも良好です。ここに、長屋形式の3階建て物件を計画。全室メゾネットタイプとすることで、部屋の優劣が少なくバランスの取れた計画としています。
設計・施工目線の工夫	準工業地域のため、今後周囲を高い建物で囲まれる可能性があり、建ぺい率を使い切りながらも採光通風を確保するように計画。水廻りを上下に重ね、設備ルートを確保し、住戸間の生活音にも配慮。不整形な敷地内に各住戸を斜めにずらして建てることで、奥行を感じるアプローチとなるよう計画しています。
デザイナーの個人的思い	再開発地区、JR貨物貨物駅、東京ガスなど大きな区画の狭間にある敷地で、目の前の道路も拡幅計画があります。周囲の環境や条件が変わっていくなかで、“小さいながらも変わらない存在感と佇まいを有する物件”になるよう、創意工夫をしていきます。