デザインコンセプト	「ミニマム ルーム」を追求した賃貸併用住宅
投資・不動産目線の工夫	当初は、賃貸ニーズとコストバランスから1ＬＤＫ（約38㎡）8戸の提案でしたが、現在のオーナー様と出会い賃貸併用住宅という新しいカタチの提案に生まれ変わった。当初の利回り想定は約9.2％。そこにオーナー住戸が入ることで賃料収入が減ることは当然想定されたが、オーナー様とともに土地の値段交渉、設計変更、コストの削減を図り当初の想定より高い利回りを確保できることとなった。
設計・施工目線の工夫	賃貸部分は約16㎡の間取りとなるため、室内に無駄な動線となる廊下を失くし水周りを部屋の奥に計画。採光通風を共用通路側から確保して、室内の有効面積をより広く印象付けた。2階には吹抜けと階段室の上部にはロフトを設け、天井高さを確保することにより、表示面積以上に広く感じる空間構成とした。
デザイナーの個人的思い	～東京都23区内で高利回りの新築アパートを提供できないか～ これまで当社は多摩エリアで実績を積んできたが、より広範囲のお客様のニースに応えるためポテンシャルのある土地を探し始めた。そこで出会ったのがこちらの土地。 桜台駅は近郊に大学もいくつかあり、池袋まで15分と都心の通勤にも便利な立地。設備や意匠の差別化を図れば安定した賃料収入が見込めると想定。無駄を削ぎ落としたシンプルな計画で最小単位の部屋面積16㎡にチャレンジした。